無傷の4連勝で園田ジュニアカップを制覇したスマイルミーシャ(右)=撮影・中山伸治
「園田ジュニアカップ」(31日、園田)
開催最終日の11Rで行われ、1番人気の
スマイルミーシャが4角先頭で激戦を制し、2歳王者に輝いた。牝馬の勝利は2002年の
ハヤセスイグン以来で20年ぶりの快挙。首差の2着は直線で一騎打ちに持ち込んだ3番人気の
ベラジオソノダラブ、3着の出遅れを巻き返した2番人気の
ヒメツルイチモンジが入った。
春のクラシック戦線の主役として、
スマイルミーシャが足場を固めた。デビューから無傷の4連勝で重賞初制覇。「能力があるのが分かって、そこから試行錯誤できる。やりがいがある」と飯田良師。管理馬の重賞勝利は18年兵庫クイーンカップの
ナナヨンハーバー以来で4年ぶりだ。
道中4番手から4角先頭に立ったが、直線に入ると
ベラジオソノダラブが抵抗して一騎打ちに。「最後は気持ちで。ずっと手応えは良かった。どの距離にも対応できて、三拍子そろっている」と吉村智。鞍上自身は年間349勝を挙げて、全国リーディングジョッキーの座に就いた。
今後は未定。「使い詰めの4連勝なので、休養も考えている。レース後の馬の様子を見て、オーナーと相談しながら」と指揮官。まずは、春の兵庫3冠への備えを優先。「入れ込むようになってきたので、牝馬の難しさを出さないように」と連勝街道の延伸に着手することにもなる。