現地時間19日、数々の名馬を世界中に送り出した種牡馬ウッドマン Woodmanが、米・ケンタッキー州のクールモア・アシュフォードスタッドにて、老衰による虚弱のため安楽死処分されたことがわかった。24歳だった。
ウッドマンは父Mr.Prospector、母プレイメイト(その父Buckpasser)という血統の米国産馬。全弟に種牡馬ガダボートがいる。現役時代の通算成績は85年愛フューチュリティS(愛G3)など5戦3勝(重賞2勝)。
種牡馬入り後、ヘクタープロテクター(仏2000ギニーなど仏G1・5勝)、ハンセル(プリークネスS-米G1、ベルモントS-米G1)、ティンバーカントリー(プリークネスSなど米G1・3勝)などを輩出。日本でも95年のJRA賞最優秀短距離馬に輝いたヒシアケボノ(スプリンターズS-GI)やスピードワールド(京成杯-GIII)などの産駒が活躍を見せている。
後継種牡馬は、GI・7勝したアドマイヤドンの父となった前述のティンバーカントリーほか、ヘクタープロテクターやハンセルがG1馬を輩出し、サイアーラインを伸ばしている。