デビュー戦でハピの2着だったモディカ(C)netkeiba.com
出走回数に続いては、1番人気に推された回数が多い馬を紹介したい。ここはメイショウユズルハ(牡3、栗東・岡田稲男厩舎、年齢は22年当時)、イラーレ(牝3、栗東・北出成人厩舎)、モディカ(牝3、栗東・石坂公一厩舎)の3頭が7回で並んだ。その中で注目してほしいのはモディカだ。
22年は全8戦。デビュー戦から5戦連続で1番人気に推されたが、2着→3着→4着→2着と惜敗を続けて、5戦目では初の大敗となる15着。この一戦が影響したのか、続く6戦目では3番人気に甘んじたが、ファンをあざ笑うかのように2秒3差の圧勝。しかし、昇級後の2戦はともに1番人気で4着→8着だから、本命党には何とも厄介な馬といえる。
人気を集めると惨敗、人気を落とすと激走した馬といえば、古くは「新聞を読める馬」といわれたカブトシロー、「気まぐれジョージ」と呼ばれたエリモジョージが挙げられるが、モディカも“素質”あり!? いやいや、願わくは今年こそファンの支持にきっちりと応えるレースを見せてほしい。