昨年7月に行われたデビュー戦を勝利したダノントルネード(撮影:下野雄規)
昨年の中京リーディングに輝いた中内田充正厩舎が、開幕日に良血2頭を送り込んできた。
厩舎の22年初陣となるのは、5R・3歳新馬(芝2000m)のトレチーメ(牡)。15年の宝塚記念と天皇賞・秋を制したラブリーデイ、現役で重賞2勝のボッケリーニの半弟となる血統馬。追い切りでも水準以上の時計をマークしているので、初陣Vへ視界良好だ。
続く6R・3歳1勝クラス(芝2000m)にはダノントルネード(牡)がスタンバイ。父がハーツクライ、母が豪州でG1を2勝したシーウィルレインという血統を高く評価されて、21年セレクトセール当歳では1億6500万円(税抜き)の高値で取引された。ここまで2戦、デビュー戦を制し、続く前走の紫菊賞も2着にまとめているが、そのレースぶりはまだまだ成長途上の印象を抱かせる。それだけに3カ月の休養を挟んだ今回は、今後を占う一戦となるだろう。
中内田厩舎は昨年のJRA48勝のうち、中京で3分の1にあたる16勝を挙げた。とりわけ1月は開幕日の2勝を含めて7勝の荒稼ぎ。今年も十八番の舞台で開幕ダッシュを決めたい。