万葉Sはミクソロジー(右)が逃げるタイセイモナークをゴール前でとらえた(カメラ・高橋 由二)
1月5日の中京10R・万葉S(4歳上オープン、芝3000メートル=16頭立て)は、1番人気の
ミクソロジー(牡4歳、栗東・辻野泰之厩舎、父
オルフェーヴル)が直線で抜け出し、1勝クラスからの3連勝でオープン初勝利を挙げた。勝ちタイムはコースレコードとなる3分3秒4(良)。
隊列が縦長になった道中は先行した5頭から少し離れた6番手を追走。終始リズム良く進めた。2周目の3コーナーからはばてた馬をさばきながら前との差を詰め、直線の残り1ハロンで先頭。最後は2馬身差をつけた。
年男の西村淳也騎手は2023年初勝利。「いいスタートでしたし、いいポジションに収まることができて、やりたい競馬ができました。馬がすごく成長しています。2走前の新潟の1勝クラス(1着)に乗った時も成長を感じましたが、より
パワーアップしていました」とパートナーの地力強化に目を見張った。
格上挑戦を感じさせない快勝劇。辻野調教師も「距離延長でしたが、ジョッキーがいいポジションで運んでくれました。以前よりもコーナリングで加速できるようになって、いい方向に成長してくれていると思います」と充実ぶりに目を細めた。次走は未定だが、芝の中長距離路線を歩む見込み。