新春Sに出走するセリシア(c)netkeiba.com
もしかしたら不当な人気落ち!? 日曜中京10Rの新春S(4歳上・3勝クラス・芝1400m)はセリシア(牝5、栗東・中竹和也厩舎)で高配当を狙う。
現級で馬券圏内の経験があるのはショウナンアレス、セリシア、ヒメノカリス、メイショウホシアイの4頭。その中でおそらく抜けて人気がないのがセリシアだ。確かにどことなく地味なキャラクターだが、レースぶりは堅実だ。昨夏に昇級後、別府Sが0秒2差の4着なら、セプテンバーSは0秒2差の3着。そして前走のみちのくSは、直線で前が詰まらなければ勝ち負けだったかも…と思える0秒4差の9着。このクラスはいつでも勝ち負けになる力がある。
それでも人気を落としているのは、20年12月の未勝利以来となる1400mが理由だろう。確かに目下12戦連続で1200mを使われているので、スプリンターのイメージが強い。ただ、未勝利時代とはいえ、1400mは【0・3・0・1】の好成績だから、少なくとも適性がないわけではない。父がエイシンヒカリ、母の父がクロフネという血統構成からは、むしろ1400m向きの可能性すら感じる。
人の行く裏に道あり花の山。距離延長が吉となることを信じ、思い切って勝負したい。