16年から開催時期が1か月繰り下げられて、年明けへと移動になった牝馬限定重賞。ハンデ戦であるから基本的に波乱含みで、2013年以降に行われた9回(15年は開催なし)で、3連複配当が1万円を切ったのは1回だけ、馬連も4回万馬券になっている。
1.重賞実績は不問で上がり馬も通用
過去10年において、中京芝2000mで開催された8回(15年は開催なし、20年は小倉開催)のうち、6回は重賞未勝利馬による勝利だった。中には1000万下(現2勝クラス)を勝ち上がったばかりの
フーラブライド、前走準オープンで2着だった
マキシマムドパリと格上挑戦馬が制した例もある。それまでのオープン・重賞実績はあまり関係なく、上がり馬や格上挑戦も通用するレース。
2.決め手のある馬に注目
過去8回で3着以内になった延べ24頭中、4角7番手以下だった馬は16頭。例年、差し・追い込み馬が幅を利かせている。
3.距離短縮組が優勢
過去8回で、今回距離短縮となる馬は複勝率31.3%で単・複共に回収率100%超え。対して、前走も2000mだった馬は複勝率14.3%、今回距離延長となる馬は複勝率13.0%で、それぞれ単複ともに回収率は100%未満。
重賞勝ち馬ではあるが、決め手、距離短縮というポイントに着目して
ホウオウイクセルに期待したい。故障により長期休養を余儀なくされていたが、復帰後2戦目の新潟牝馬Sで2着と復調気配。牝馬同士の重賞ならチャンスは十分あるだろう。