◆第60回愛知杯・G3(1月14日、中京競馬場・芝2000メートル、重馬場)
上下差6・5キロのハンデがつけられた古馬牝馬によるG3は、4歳から7歳馬が集い、15頭によって争われた。
川田将雅騎手が手綱を執った1番人気の
アートハウス(牝4歳、栗東・中内田充正厩舎、父スクリーンヒーロー)が好位追走から、直線では馬場の真ん中を伸びて抜け出して快勝。同じ舞台で行われた昨年のローズSに続く重賞2勝目を挙げた。勝ち時計は2分3秒1。
1馬身3/4差の2着は2番手追走から粘った7番人気の
アイコンテーラー(菱田裕二騎手)、さらに1馬身1/4差の3着は2番人気の
マリアエレーナ(松山弘平騎手)が続いた。武豊騎手が騎乗した昨年の覇者、4番人気の
ルビーカサブランカは8着に終わった。
福永祐一騎手(
サンテローズ=10着)「調子は良さそうでした。スタートも出ましたが、馬場に全く対応できませんでした」
丸田恭介騎手(
ホウオウイクセル=11着)「1角で窮屈になり、他馬と接触して(手綱を)引っ張ってリズムを崩しました。終始燃えて走り、きょうは
ホウオウイクセルのいいところを出せませんでした」
戸崎圭太騎手(
ルージュエヴァイユ=12着)「前走で少しフットワークが変わってきていましたが、きょうはのめる感じで甘くなりました。ゲートも、前走はようやく出たんですが、きょうは出ませんでした。直線は外に張って、普段とは違う走りでした。もっと体を起こして走れるようになればですね」
鮫島克駿騎手(
フィオリキアリ=13着)「一発を狙って後ろから、持ち味の末脚を生かそうと思いましたが、展開が向きませんでしたね。坂もあまり良くなくて、平坦コースの方がいいですね」
岩田望来騎手(
エリカヴィータ=14着)「1角の不利で、メンタルも
バランスも崩れました。もうひとつ前(のポジション)で競馬したかったです。能力はあるので、もう一回どこかでいいレースをしてほしいです」
和田竜二騎手(
リアアメリア=15着)「ゲートにゆっくり入れましたが、座り込んでしまいました。(前に)行きたかったけど、思うような競馬ができませんでした」