現地時間28日、英・アスコット競馬場で行われたキングジョージ6世&クイーンエリザベスDS(3歳上、英G1・芝12f)は、J.ムルタ騎手騎乗の1番人気ディラントーマス Dylan Thomas(牡4、愛・A.オブライエン厩舎)が中団の外から徐々に進出すると、直線半ばで抜け出し、6番人気ユームザイン Youmzainに4馬身差をつけ快勝した。勝ちタイムは2分31秒11(稍重)。さらに3.1/2馬身差の3着に3番人気マラーヘル Maraahelが入った。
勝っディラントーマスは父デインヒル、母Lagrion(その父Diesis)という血統の愛国産馬。半姉に01年チェヴァリーパークS(英G1)を制したクイーンズロジック Queen's Logic(父Grand Lodge)がいる。
昨年のダービートライアルS(愛G2)で重賞初制覇を果たすと、英ダービー(英G1)3着を経て出走した愛ダービー(愛G1)でG1初制覇。その後、愛チャンピオンS(愛G1)も制して米ダート戦線に向かったが、ジョッキークラブゴールドC(米G1)で勝ち馬から約32馬身差の4着(4頭立て)と大敗した。今年に入り、準重賞のアレッジドS(愛・芝10f)、ガネー賞(仏G1)を連勝。その後、タタソールズゴールドC(愛G1)、プリンスオブウェールズS(英G1)をいずれも2着しここに臨んでいた。通算成績15戦8勝(重賞5勝)。