【シルクロードS】トウシンマカオが決める! サクラバクシンオー系の“鬼門重賞”初制覇だ

2023年01月23日 15:35

京阪杯で重賞を初制覇したトウシンマカオ(C)netkeiba.com

 亡き祖父に“鬼門”のタイトルを届けたい。シルクロードステークス(4歳上、GIII、中京芝1200m)にはサクラバクシンオーの血を引く馬が大挙4頭エントリーしてきた。

 93年と94年のスプリンターズSを連覇し、史上最強スプリンターの呼び声が高いサクラバクシンオー。種牡馬としても大成功し、その血を引く馬は多くのスプリント重賞を制してきた。しかしながら、なぜかシルクロードSには縁がない。これまでに産駒が延べ35頭、孫のショウナンカンプ産駒が延べ5頭、さらに母の父サクラバクシンオーの馬が延べ4頭、計44頭が挑み、10年ショウナンカザン、12年エーシンダックマン、13年ダッシャーゴーゴー、16年ローレルベローチェの2着が最高着順となっている。

 今年は初制覇のビッグチャンスだ。もちろん、エース格はビッグアーサー産駒のトウシンマカオ(牡4、美浦・高柳瑞樹厩舎)。3走前からスプリント路線に転じ、前々走のオパールS、前走の京阪杯と連勝中。今が伸び盛りの明け4歳馬でもあり、能力は底知れない。父が16年に1番人気で5着に敗れた“因縁のレース”を制し、スプリント路線の主役へと浮上したい。

 他の3頭も侮れない。母の父サクラバクシンオーのキルロード(セン8、美浦・田村康仁)とファストフォース(牡7、栗東・西村真幸厩舎)は実績十分の古豪。格上挑戦となるビッグアーサー産駒のクリノマジン(牡4、栗東・高橋義忠厩舎)も、軽量を味方に上位進出を狙う。初制覇はもちろん、ワンツーフィニッシュまであっても全く不思議はない。

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