17番人気で3着に激走したアスキーアート。昨年10月撮影(ユーザー提供:ワイズファームさん)
2週目を終えた小倉芝は早くも外差し馬場に変わりつつある。とりわけ分かりやすい傾向が出ているのは芝1200m。実は先週日曜の同条件の後半2鞍に大事なヒントが隠されていた。
先に答えを言ってしまえば、注目すべきは大幅な距離短縮組だ。大幅な距離短縮組とは、前走から400m以上の距離短縮となる馬。1200m戦であれば、前走で1600m以上を使われている馬である。6Rの3歳未勝利は5頭が該当したが、そのうち4頭で1〜4着を独占。1着カミーロが10番人気、2着ピースフルナイトが4番人気、3着アスキーアートが17番人気だったので、3連複は66万70円、3連単は318万8680円の大万馬券となった。
さらに短縮有利を確信させたのが、続く9R・4歳上1勝クラスだった。ここでは唯一の該当馬だった8番人気のビップシュプリームがV。後方待機から直線で大外に出し、先行勢をまとめて差し切ったのだ。
この結果は決して偶然ではない。時計がかかる馬場→スタミナが問われ、逃げ先行馬に不利→前走で長めの距離を使われているので行き脚が付かず、自然と差しに回れる短縮組が有利、という図式なのだ。引き続きAコース開催の今週も、芝1200mでは短縮組が幅を利かす可能性大。土曜に3鞍、日曜に4鞍の計7鞍が組まれているので、しっかりと網を張って万馬券をゲットしたい。