4年前の京成杯以来の勝利を目指すラストドラフト(ユーザー提供:shintaさん)
母の思い出の地で復活なるか。古豪ラストドラフト(牡7、美浦・戸田博文厩舎)が京都記念(4歳上、GII、阪神芝2200m)に参戦する。
最後の勝利から4年が経った。新馬、京成杯とデビュー2連勝した元クラシック候補。しかし、その後は悔しい競馬が続いている。19年中日新聞杯2着、20年アルゼンチン共和国杯2着など、重賞での馬券圏内は4回あるが、勝利には手が届かず。3走前のオクトーバーSでは約2年ぶりの連対を果たしたが、勝ったゴールドスミスには1馬身届かずの2着。前走の有馬記念で13着に終わり、連敗は20まで伸びてしまった。
復活を期して、今回は母マルセリーナが桜花賞を制した阪神に初見参する。意外にも関西圏の京都と阪神で走るのは初めて。ただ、同じく直線に急坂がある中山の京成杯を制しているので、阪神内回りは合うだろう。有馬記念を除けば、目下3戦連続で勝ち馬からは0秒2差だから、決して衰えはない。母の後押しも受けて、4年ぶりの勝利を手にしたい。