「第59回報知グランプリカップ」が8日、船橋競馬場で行われた。単勝1・6倍の圧倒的支持を集めた
ギガキングが直線抜け出し優勝、このレース連覇を達成した。同馬と2着
アナザートゥルースに「第68回ダイオライト記念」(Jpn2、3月15日、船橋)への優先出走権が与えられた。
「負けられない一戦だった」。そう振り返った和田が気持ちを表すように脱鞍所の1着の所に入ると左手で力強い
ガッツポーズを見せた。道中は人気3頭の先行争い。
アナザートゥルースがハナ。2番手
ゴールドホイヤーで直後に
ギガキングの並び。その位置は直線まで全く動かない。4コーナーで置かれ気味になったギガだが、直線残り200メートルから右ステッキが連打されるとそれに応えるようにエンジン点火。ゴールドをかわし、最後はアナザーもきっちり捉え2馬身差でゴールした。
「返し馬から状態がいいのが分かったし、イメージ通りの競馬ができた。最後もいい脚を使ってくれた」と和田は充実感たっぷりの表情を見せた。今後は「放牧に出してブリリアントカップ(4月20日、大井)を目指したい」と稲益師。充実の5歳。まずは南関東で力をつけて
ビッグタイトルを目指していく。
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ギガキング 父キングヘイロー 母ウルフコール(母の父バブルガムフェロー) 牡5歳 船橋・稲益貴弘厩舎 馬主・(株)Heroレーシング 生産者・北海道新ひだか町の谷藤弘美氏 戦績25戦10勝(南関東16戦7勝) 総獲得賞金1億1421万円。