12日の京都記念がラストランとなったエフフォーリア(ユーザー提供:るいすさん)
21年の年度代表馬の
エフフォーリア(牡5、美浦・鹿戸雄一厩舎)が現役を引退し、社台スタリオン
ステーションで種牡馬となることが決まった。
珍しい種付けシーズン中のスタッドインとなったが、過去にも例はある。古くは94年の最優秀3歳牡馬(現最優秀2歳牡馬)のフジキセキが、年明け初戦の弥生賞を制した後に屈腱炎を発症。急転、種牡馬となった。
また、フジキセキ産駒の
キンシャサノキセキは11年の高松宮記念で連覇を達成し、レース翌日の3月28日に現役引退を発表。父と同じく社台スタリオン
ステーションで種牡馬となった。
いずれも急なスタッドインだったが、ともに初年度産駒から活躍馬を輩出。フジキセキは
エアピエールと
トウショウアンドレが重賞を制し、
キンシャサノキセキも
ウインユニファイドや
ブルミラコロなどがオープンまで出世している。