現地時間12日、仏・ドーヴィル競馬場で行われたジャックルマロワ賞(3歳上、仏G1・芝1600m)は、S.パスキエ騎手騎乗の1番人気マンデュロ(牡5、仏・A.ファーブル厩舎)が、2番手追走から残り300mあたりで抜け出すと、ホロシーン Holoceneに3馬身差をつけ快勝した。勝ちタイムは1分37秒40(良)。さらに1/2馬身差の3着にタートルボウル Turtle Bowlが入り、並んだ1番人気のトイルサム Toylsomeは4着。今年の仏ダービー馬ローマン Lawmanは最下位6着に終わった。
勝ったマンデュロは父Monsun、母Mandellicht(その父Be My Guest)という血統の独国産馬。半姉に03年独オークス(独G1)3着のマンデラ Mandela(父Acatenango)がいる。
04年の9月のデビューから04年ヴィンターファヴォリテン賞(独G3・芝1600m)、05年ドイツ統一賞(独G3・芝2000m)を含む4連勝を挙げると、その後も06年アルクール賞(仏G2・芝2000m)、07年アールオブセフトンS(英G3・芝9f)に勝利。昨年のこのレース2着などG1戦線で好走を重ね、今年のイスパーン賞(仏G1・芝1850m)で初G1制覇。前走のプリンスオブウェールズS(英G1・芝10f)ではディラントーマス Dylan Thomasを破りG1・2連勝を果たしていた。通算成績17戦9勝(重賞7勝)。