<阪神4R>1番人気フェリをVに導き、笑顔を見せる永島(撮影・坂田 高浩)
関西圏最後の3歳新馬戦、阪神4R(ダート1400メートル)は1番人気
フェリ(牝3=佐々木、父ヘニーヒューズ)が先行策で順当勝ちをしたが、不意打ちともいえる負傷に耐えた女性ジョッキー・永島まなみ(20)の根性も光った。
馬場入場前の地下馬道でまたがる時に、同馬の脚蹴りを右大腿部に食らい、うずくまるアク
シデントに見舞われていたのだ。レース後は厩舎関係者やJRA職員が「大丈夫か?」と心配する声。
レース後の口取りに足を引きずる痛々しい光景もあったが、負傷箇所を指して「ここを蹴られちゃいました。痛くて乗り替わりも覚悟したけど、そのまま乗れてよかったです」と気丈に対応した。
新馬戦の勝利は21年10月31日(阪神芝1600メートルで
ジャマンに騎乗)以来、3度目で自身にとって忘れ得ぬ白星。検査と痛みがあり、この日の5Rは乗り替わったが6R以降は騎乗を再開した。