14日、旭川競馬場で行われた2R・2歳未勝利(ダート1000m)で、宮崎光行騎手騎乗の1番人気ピーチパール(牝2、北海道・松本隆宏厩舎)が、2番人気フラワーバードにクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分03秒0(良)。この勝利が新種牡馬エアエミネムの地方、中央通じての産駒初勝利となった。
勝ったピーチパールは父エアエミネム、母が地方7勝、00年栄冠賞(旭川)で2着したスイートソウル(その父ソウルオブザマター)という血統。7月12日にデビューし、今回が4戦目だった。
エアエミネムは、父デインヒル、母Kissagram(その父Alysheba)という血統の愛国産馬。01年2月に栗東・伊藤雄二厩舎からデビュー。3歳時は駒草賞(OP)、巴賞(OP)、札幌記念(GII)、神戸新聞杯(GII)と4連勝を飾り、菊花賞(GI)でも3着に健闘。その後は脚部不安に悩まされながらも、5歳時に函館記念(GIII)、オールカマー(GII)を制した。通算成績17戦8勝(重賞4勝)。
引退後は北海道日高町のブリーダーズスタリオンステーションにて種牡馬入り。初年度は60頭に種付けを行い、41頭が血統登録されている。