2月22日(水)大井競馬場で行われる金盃(4歳上・SII・ダ2600m)。国内で行われるダート重賞としては最長距離で、ダイオライト記念へのステップレースにもなっている。
今年は南関東のスタミナ自慢が一堂に会した印象。6連勝中の新星コバルトウィングや、昨年2着のセイカメテオポリス、一昨年9馬身差Vのマンガンなどが集い、見どころが多いレースになりそうだ。発走予定日時は22日(水)16時35分。主な出走馬は以下の通り。
■コバルトウィング(セ6、大井・藤田輝信厩舎)
19年7月にJRAの札幌競馬場でデビューを迎え、2戦目の中山競馬場で行われた未勝利戦で初勝利を挙げる。その後の2戦も4着、5着と安定していたが、南関クラシックを狙って大井に転入。初戦の京浜盃で2着に入ったが、以降は目立った成績を残せていなかった。だが、一昨年の秋の去勢後から徐々に成績が上向き、現在6連勝中。勢いそのままに重賞制覇なるか。
■セイカメテオポリス(牡5、大井・渡辺和雄厩舎)
3歳時は南関東の牡馬クラシックを皆勤。秋には戸塚記念で重賞初制覇を飾った。古馬入り後は長距離路線で高い適性を見せ、昨年の金盃で2着に好走。また、ダイオライト記念で勝ち馬とコンマ差5着、白山大賞典でも地方馬最先着を果たすなど2000mを超える距離ではダートグレード競走でも引けを取らない。得意の舞台で重賞2勝目を狙う。
■マンガン(牡6、船橋・石井勝男厩舎)
一昨年の金盃で9馬身差圧勝。重賞で2着5回という、あと一歩足りないイメージを払拭する圧巻の内容だった。その後は6連敗を喫するも、昨年7月の東京記念トライアルで久々の勝利。さらに同年10月の埼玉新聞栄冠賞では、他馬より2秒以上速い上がりを繰り出し2着に好走している。復活の兆しを見せる一昨年の覇者が、久々のタイトルをつかむか。
そのほかにも、昨年の大井記念&東京記念を制したランリョウオー(牡5、浦和・小久保智厩舎)、道営記念の覇者で報知オールスターCの3着馬サンビュート(セ6、大井・福田真広厩舎)、長距離戦で安定した走り見せるウラノメトリア(セ7、大井・渡辺和雄厩舎)などが出走を予定している。