昨年の京橋Sを楽々と差し切ったプログノーシス(ユーザー提供:深い池さん)
大器
プログノーシス(牡5、栗東・中内田充正厩舎)が金鯱賞(4歳上・GII・中京芝2000m)で重賞初制覇を狙う。
ここまで7戦4勝。重賞では2戦して3着、4着だが、いずれのレースでも非凡なポテンシャルを示している。3歳時の毎日杯は未勝利を勝ち、中1週での参戦。しかも勝ったのは続くダービーを制した
シャフリヤール、2着馬は同じくダービー4着の
グレートマジシャン。そんな厳しい状況下で2頭に食い下がっての0秒3差3着だった。
また、前走の中日新聞杯はスローペースの中、後方2番手という厳し過ぎるポジショニング。それでも大外から鋭く伸びて0秒1差の4着。上がり3Fはメンバー中断トツの33秒2だから、まさに“負けて強し”という内容だった。
今回の舞台は前走と同じ中京芝2000m。それだけに位置取りがカギとなるが、そこは4戦4勝の主戦・川田将雅騎手がそつなく導くだろう。3歳時から大物の呼び声が高かったディープインパクト産駒。まずは1つ目のタイトルを手にして、GI戦線に歩みを進めたい。