極端な有利不利は無さそうだが(c)netkeiba.com
3月12日に中京競馬場で行われる金鯱賞(4歳上・GII・芝2000m)について、過去10年の枠順データから検証していく。
枠別では最多の5度の馬券絡みがあるのが3枠、5枠、8枠。逆に2枠は馬券絡みが2度と最少の数字となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
【1枠】1-2-0-9/12 勝率8.3% 複勝率25.0%
【2枠】1-0-1-10/12 勝率8.3% 複勝率16.7%
【3枠】2-1-2-8/13 勝率15.4% 複勝率38.5%
【4枠】0-1-3-12/16 勝率0.0% 複勝率25.0%
【5枠】2-0-3-13/18 勝率11.1% 複勝率27.8%
【6枠】0-2-1-15/18 勝率0.0% 複勝率16.7%
【7枠】2-2-0-15/19 勝率10.5% 複勝率21.1%
【8枠】2-2-1-16/21 勝率9.5% 複勝率23.8%
3枠、5枠、8枠が最多の5度の馬券絡みと内外に分散しており、枠による極端な有利不利は無さそうだが、3枠は過去10年で13頭中5頭が好走し複勝率は38.5%と抜けた数字を誇っている。昨年の覇者ジャックドール、17年覇者ヤマカツエースがともに1番人気で勝利しているが、16年には9番人気パドルウィールが2着、13年には8番人気ウインバリアシオンが3着と人気薄からも馬券になっている。今年はハヤヤッコが2度目の芝重賞制覇を狙う。
一方で1枠からは3度の馬券絡みがあるが、21年デアリングタクトが1番人気2着、19年ダノンプレミアムが2番人気1着、15年ディサイファが1番人気2着と、上位人気かつ既に重賞での実績が十分にあった馬のみが好走できている点には注意したい。今年はアラタが1枠からの出走となる。