11日の阪神7Rを2番人気の
スキピオで制し、デビュー2年目の今村聖奈騎手(19)=栗東・寺島=が今年の13勝目を挙げた。スタートを決めてハナを奪い、そのまま2着に6馬身差をつけて逃げ切った。1Rの
ヨウシタンレイに続くこの日の2勝目を手にし、JRA通算64勝とした。
聖奈は「返し馬で放馬してしまって、たくさんの方の協力で捕まえてもらいました。もしかしたら出走できなかったかもしれない状況の中で、申し訳ない気持ちを結果で晴らしたくて、それに馬が応えてくれました。感謝したいです」とアク
シデントを乗り越えた陣営と馬に最敬礼。「1週前の調教から素晴らしい馬だと思っていて、枠順の並びを見て彼のリズムを整えてレースをしたいと思っていました。最後も余裕がありました」と相棒の強さをたたえていた。