ヨールに騎乗した最終レースは2着だった小林美駒騎手(カメラ・荒牧 徹)
関東所属では藤田菜七子以来、7年ぶりのJRA女性新人ジョッキー、小林美駒騎手(17)=美浦・鈴木伸尋厩舎=は3月11日、中山競馬場で5鞍に騎乗した。
12Rの4歳上2勝クラス(芝1200メートル、16頭立て)で、3番人気の
ヨール(牝4歳、美浦・手塚貴久厩舎所属、父
ロードカナロア)の手綱を執り、逃げる1番人気の
ウィリンを2番手でマーク。直線では一度差を詰めたが、伸び返され半馬身差の2着となった。
デビュー週は3着が最高成績で、自身初の連対となったが、「本当にいい馬に乗せてもらっているし、馬は頑張ってくれているけど、自分の技術のなさでああいう結果になってしまいました。反省点も多いので、先輩に教えてもらったことを無駄にしないように頑張っていきます」と、初勝利がお預けとなったこの日の5鞍を悔しさをにじませながら振り返っていた。