ニットウバジルで現役最年長勝利記録を更新した柴田善臣騎手(右)(カメラ・荒牧 徹)
3月12日の中山2R・3歳未勝利(ダート1200メートル‖16頭立て)で柴田善臣騎手が1番人気の
ニットウバジル(牡3歳、美浦・高橋文雅厩舎、父
ダノンレジェンド)を勝利に導き、自身が持つJRAの最年長勝利記録を56歳7か月11日に更新した。勝ち時計は1分11秒9(良)。
3角7番手から4角3番手まで押し上げて迎えた直線。一頭だけ明らかに違う伸び脚で上がり最速36秒8をマークして差し切った。
初騎乗で見事に勝利に導いたベテランは、「まだ緩さがあるし、精神的に子供っぽいところもある。そういうことを考えると非常に良い。大事に育てていけば、良い馬になりそう」と素質の高さを感じていた。