昨年10月のデビュー戦を快勝したドクタードリトル(ユーザー提供:TKさん)
デクラレーションオブウォー産駒のドクタードリトル(牡3、栗東・今野貞一厩舎) が毎日杯(3歳・GIII・阪神芝1800m)で重賞に初挑戦する。
父に勢いありだ。外国産馬として走っているジャスパージャックを除くと、デクラレーションオブウォー産駒は現3歳の1世代のみ。それでいてJRAのサイアーランキングは堂々の27位。これは種牡馬として同期のリアルスティール(34位)やサトノクラウン(37位)、マインドユアビスケッツ(40位)を上回っている。
アーニングインデックスも1.45と高く、馬産地での評価が急上昇しているのも当然だろう。先週のファルコンSではタマモブラックタイが産駒重賞初制覇。一方、牡馬クラシック路線では重賞2着3回のトップナイフが控えている。芝ダートや距離を問わないオールラウンダーぶりも特筆ものだ。
ドクタードリトルは昨年10月にデビュー勝ち。その後は1勝クラスで2着、4着、3着と惜敗が続いているが、いずれのレースも展開や馬場に泣いた面がある。優に1勝クラスを勝てる能力は秘めているだけに、重賞でも侮れないだろう。松山弘平騎手はこのレースを17年にアルアイン、19年にランスオブプラーナで制覇。頼れる鞍上を背に、番狂わせを演じても驚けない。