3月25日に阪神競馬場で行われる毎日杯(3歳・GIII・芝1800m)。クラシック路線を目標にする3歳馬達が集う一戦に15頭が登録している。
今回、2021年のセレクトセールで1億5000万円超えの値がつけられた高額馬2頭に注目してみよう。
1頭目はフェイト(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)。父リアルスティール、母サンタフェチーフ、母の父Wiesenpfadという血統。伯母は独オークス馬のサロミナで、サリオスやサラキアなどがいとこにいる良血馬で、取引価格は1億7600万円。
2022年8月の2歳新馬戦でデビューすると、後続に5馬身差をつける圧勝劇。前走のセントポーリア賞にて、同馬に0.2秒先着したベラジオオペラがスプリングSを勝利した。通算成績は4戦1勝。
2頭目はアドマイヤイル(牡3、栗東・友道康夫厩舎)。父サクソンウォリアー、母アイムユアーズII、母の父Invincible Spiritという血統。2億900万円で取引された。2023年1月の3歳新馬戦でデビューし、初戦は2着。続く2月の未勝利戦で中団から上がり最速の脚を見せて、勝ち上がりを決めた。通算成績は2戦1勝。
近年、2021年のダービー馬シャフリヤールや2018年の有馬記念覇者ブラストワンピース、2017年の皐月賞馬アルアインなどの活躍馬を輩出する毎日杯。混戦模様の牡馬クラシックに名乗りを上げるのはどの馬なのか、週末までよく吟味したい。