3月22日(水)に浦和競馬場で行われる桜花賞(3歳牝・SI・ダ1500m)。中央競馬よりも一足先に桜の季節が到来。南関東牝馬クラシック三冠競走の幕開けを飾る一戦で、今年から1500mに距離が短縮された。
今開催から薄暮競走がスタート。桜花賞もカクテル光線の下で行われる。新たな距離と舞台で名物レースを制するのはどの馬か。発走予定日時は22日(水)の17時45分。主な出走馬は以下の通り。
■メイドイットマム(牝3、船橋・石井勝男厩舎)
昨年6月に門別競馬場でデビュー。初陣は単勝21.7倍という伏兵評価だったが、3番手から鋭く抜け出して白星を飾る。その後、昨年秋に船橋競馬へ移籍。転入初戦の2歳特別戦を4馬身差で完勝すると、東京2歳優駿牝馬も勢いそのままに制し、NARグランプリ2歳最優秀牝馬に選出された。前走のクイーンCでは結果が出なかったが、ダートで巻き返しを期待したい。
■サーフズアップ(牝3、船橋・山下貴之厩舎)
6戦して全て3着以内に好走している安定株。重賞初挑戦のローレル賞では前残り決着の中、馬群を割ってよく伸び2着。年末の東京2歳優駿牝馬では、直線で狭くなる場面がありながら3着に入った。今年初戦となったユングフラウ賞は、ハイペースの展開も、後方から一気に差しきって勝利。重賞初制覇の余勢を駆って連勝を目指す。
■アトカラツイテクル(牝3、浦和・宇野木博徳厩舎)
昨年6月に浦和競馬場で行われたデビュー戦を9馬身差で圧勝し、続く特別戦も3馬身差で完勝。その後の3戦は勝ち星に恵まれなかったが、年明けのオープン特別を2馬身半差で逃げ切り勝ち。前走のユングフラウ賞は、ハイペースで厳しい流れを早め先頭に立つ強気の競馬で2着に好走した。得意の単騎逃げに持ち込めれば結果も付いてきそうだ。
そのほかにもフェブラリーSで6着に入ったスピーディキックの半妹にあたるデザートウインド(牝3、浦和・藤原智行厩舎)、トライアルの桃花賞を制したフジコチャン(牝3、大井・荒山勝徳厩舎)、ホッカイドウ競馬で4勝を挙げたスギノプリンセス(牝3、川崎・佐々木仁厩舎)なども出走を予定している。