ウッドチップコースで(右から)ククナ、ビターグラッセと併せて追われるタイトルホルダー(左)=美浦トレーニングセンター
「日経賞・G2」(25日、中山)
22年、天皇賞・春-宝塚記念へと続く3連勝の起点となった日経賞から、再び
タイトルホルダーが始動する。主戦の横山和が22日に騎乗して美浦Wの3頭併せ。直線半ばで軽く仕掛けられると、楽々2馬身突き抜けた。6F81秒9-36秒0-11秒2とタイムも文句なしだ。
栗田師にも納得の表情が浮かぶ。「良くなってほしいところも見つかっていて、修正を図った。先週より違った
バランスで走れていたね」と思惑通りに乗り込めてきたようだ。
22年は3連勝した春とは対照的に、秋は凱旋門賞で大敗。続く有馬記念でも巻き返しはならなかった。「昨秋は難しい調整でふがいない結果だった。ジョッキーは『先週より良くなってきたが、細かく見るとまだ良くなる部分がある』と言っていたけど、この先に向けても順調に調整はできている。下の世代とか、斤量とかあるけど、この馬としてはいい形で迎えられそうです」とトレーナー。まさに捲土重来-。
リスタートのここで再び勢いを加速させ、春盾連覇へとつなげたい。