3頭併せで抜群の動きを披露したスターズオンアース(左)
「大阪杯・G1」(4月2日、阪神)
強い2冠牝馬が帰ってくる。昨年の最優秀3歳牝馬
スターズオンアースは23日、美浦Wで3頭併せ。僚馬2頭を前に見ながら運び、抜群の手応えを保ったまま鋭く伸びた。豪快に突き抜け、
ステラダイヤ(5歳2勝クラス)に2馬身、
サルサロッサ(4歳1勝クラス)に6馬身先着を決めた。
6F81秒0-36秒0-11秒1のタイムも文句なし。騎乗した杉原(レースはルメール)は開口一番、「世界を獲れる馬じゃないですか」と大絶賛。昨年も本番1週前や2週前追いの手綱を任されていただけに、確かな成長が伝わってきた。「“もういいよ”と思った瞬間に馬が反応した」と興奮気味だった。
左前肢の繋靱帯炎で昨年末を休養に充てたが、すっかり回復。高柳瑞師は「秋華賞時と比べても、ここまでの過程は遜色ない」と順調ぶりを強調した。ここからまた進撃が始まる。