◆第30回
マーチS・G3(3月26日、中山・ダート1800メートル、不良)
ダートのハンデ重賞は16頭立てで争われ、5番人気の
ハヤブサナンデクン(牡7歳、栗東・吉村圭司厩舎、父ゴールドアリュール)が津村明秀騎手を背にゴール寸前で差し切り、重賞初制覇を果たした。勝ち時計は、1分51秒4。
鼻差の2着に1番人気の
ウィリアムバローズ(横山武史騎手)、さらに1馬身差3着に11番人気の
キタノヴィジョン(江田照男騎手)が続いた。
永野騎手(
ロードヴァレンチ=4着)「ゲートが速く、気性の良さがこの馬の強みですが、今日もしっかり出てマイペースで運べました。昇級戦の初重賞で最後まで食らいついて、よく頑張ってくれました」
北村宏騎手(
カフジオクタゴン=5着)「ス
トライドが大きく枠も外だったので促しながらポジションを取りに行った。よく食らいついていたし、もう少し時計のかかる馬場なら良さが出ると思う」
内田博騎手(
ホウオウルバン=6着)「ゲートは出たけど他の馬が速かった。それでも内々で砂をかぶっても嫌がることなく今までと違った面が出て良かった。乾いた馬場ならもっとやれる」
大久保調教師(ハピ=7着)「4歳馬に58・5キロは見込まれ過ぎ。いつもならペースが上がった時、楽に行けるが今日はもたもたしていた。ジョッキーも(ハンデが)重いと言っていた」
斎藤騎手(
ダノンスプレンダー=8着)「馬場が軽く、この馬には厳しいと思っていましたが、よく頑張ってくれました。改めてこのクラスでもやれると思いました」
石川騎手(
カテドラル=9着)「すごくいい馬です。今日は特殊な馬場でしたし、58・5キロも厳しかったですが、ダート適性はあると思う」
田辺騎手(
ケンシンコウ=10着)「ゲートは良かったし、いいポジションを取れたが、思ったより反応がなかった」