4月1日の中山7R・3歳1勝クラス(芝1600メートル＝14頭立て)は、3番人気のエッセレンチ(牝3歳、美浦・蛯名正義厩舎、父シルバーステート)が直線で大外から鋭く差し切ってオープン入りを決めた。勝ち時計は1分33秒9(良)。

　スタート直後に狭くなる場面があり、位置取りは後方からに。そこから焦らずにじっくりと運び、直線では大外へ。馬場の内側が荒れているなか、上がり最速33秒9の切れ味を発揮して、鮮やかに差し切ってみせた。

　杉原誠人騎手は「結構スタートで窮屈になって、思ったより後ろになったが、仕掛けてからの反応は素晴らしかった。馬場のいいところを通れた。前回も強い競馬をしているし、能力はありますね。大人になってきて、競馬を覚えてきた」と、うれしそうな表情を見せた。