チューリップ賞を鮮やかに逃げ切ったモズメイメイ(ユーザー提供:rokubaさん)
かつての桜花賞(3歳・GI・阪神芝1600m)はチューリップ賞組が圧倒的に強かった。90年から94年までは5年連続、98年から01年までは4年連続、12年から16年までは5年連続で勝利している。ところが、18年にGIIに昇格して以降は惜敗続き。18年ラッキーライラック、19年シゲルピンクダイヤ、20年レシステンシア、22年ウォーターナビレラと2着が4回あるものの、あと一歩で戴冠には届いていない。
今年はチューリップ賞から5頭が出走予定。優先出走権を獲得した1着モズメイメイ、2着コナコースト、3着ペリファーニア、さらには重賞ウイナーの7着キタウイング、15着ドゥーラまで、多士済々のラインナップとなっている。前哨戦をスキップしたリバティアイランドやライトクオンタムが上位人気を集めそうな一戦。しかしながら、チューリップ賞組に7年ぶりに凱歌があがるシーンも十分にあるはずだ。
【チューリップ賞をステップにした桜花賞馬】カッコ内は桜花賞の人気、チューリップ賞の着順
87年マックスビューティ(1番人気・1着)
90年アグネスフローラ(1番人気・1着)
91年シスタートウショウ(4番人気・1着)
92年ニシノフラワー(1番人気・2着)
93年ベガ(1番人気・1着)
94年オグリローマン(3番人気・2着)
98年ファレノプシス(3番人気・4着)
99年プリモディーネ(4番人気・4着)
00年チアズグレイス(6番人気・10着)
01年テイエムオーシャン(1番人気・1着)
03年スティルインラブ(2番人気・2着)
07年ダイワスカーレット(3番人気・2着)
09年ブエナビスタ(1番人気・1着)
10年アパパネ(1番人気・2着)
12年ジェンティルドンナ(2番人気・4着)
13年アユサン(7番人気・3着)
14年ハープスター(1番人気・1着)
15年レッツゴードンキ(5番人気・3着)
16年ジュエラー(3番人気・2着)