前走のシンザン記念で重賞初制覇を果たしたライトクオンタム(ユーザー提供:モエロウエクラさん)
史上4頭目の偉業なるか。桜花賞(3歳牝・GI・阪神芝1600m)で
シンリョクカ(牝3、美浦・竹内正洋厩舎)、
ペリファーニア(牝3、美浦・鹿戸雄一厩舎)、
ライトクオンタム(牝3、栗東・武幸四郎厩舎)の3頭が、キャリア3戦目での戴冠を目指す。
2歳戦が実施されるようになった46年以降、デビュー3戦目での桜花賞制覇は、48年ハマカゼ、80年
ハギノトップレディ、20年
デアリングタクトの3頭のみ。
デアリングタクトが40年ぶりの勝利だったように、キャリア不足に泣いた馬も多い。
今年の3頭はどうか。
シンリョクカは阪神JFの2着馬。当初は除外対象だったが、滑り込みで出走が叶った運もある。
ペリファーニアは前哨戦のチューリップ賞で3着。
エフフォーリアの半妹という血統も含めて、スケール感は抜群だ。そしてシンザン記念で重賞初制覇を果たした
ライトクオンタム。ここも勝てば、
デアリングタクトに続いて2頭目となる無傷3連勝での桜花賞制覇となる。
いずれもGI馬となるに相応しい能力の持ち主だろう。2歳女王の
リバティアイランド、さらにはキャリア不足という難敵に打ち勝てるか、3頭の走りに注目したい。