ジャックドールに続け─。モーリス産駒のペリファーニア(牝3、美浦・鹿戸雄一厩舎)とムーンプローブ(牝3、栗東・上村洋行厩舎)が桜花賞(3歳牝・GI・阪神芝1600m)に参戦する。
血統に勢いありだ。先週はジャックドールが大阪杯を制したモーリス産駒だが、他のレースでも凄かった。土日合わせて7勝の固め勝ち。とりわけ日曜阪神では10R・心斎橋Sのメイショウホシアイ、11R・大阪杯のジャックドール、12R・陽春Sのサンライズアムールと特別3連勝を決めた。それも芝1400m、芝2000m、ダ1200mと条件が全く異なるレースを制したことが値打ち。今週末の阪神で再びモーリス旋風が吹き荒れても不思議はない。
ペリファーニアはGIを3勝したエフフォーリアの半妹。前哨戦のチューリップ賞は惜しくもタイム差なしの3着だったが、喉の影響があったとのこと。その点が気掛かりだが、喉の問題がなければ前走以上のパフォーマンスが可能ともいえる。一方のムーンプローブはフィリーズレビュー2着で優先出走権を獲得した。前々走の阪神JFでは2秒8差の17着に大敗しているが、当時は外枠が堪えた面もあった。立ち回り一つで上位争いも可能だろう。
これまでにGIを3勝しているモーリス産駒だが、クラシックには延べ3頭が出走して未勝利となっている。現3歳が3世代目。そろそろ父にクラシックサイアーの称号を届ける馬が出てきていいはずだ。