コントレイル馬像の除幕式に出席した(右から)福永師、矢作師、ノースヒルズの前田代表、JRA後藤理事長、彫刻家の吉田隆氏
オーナーから寄贈された3冠馬
コントレイル馬像の除幕式が6日、京都競馬場で行われた。
式には生産者であるノースヒルズの前田幸治代表、管理した矢作師、主戦だった元騎手の福永師らが出席。パドックの横に実寸の5分の4の大きさで“再現”され、福永師は「こういう馬に騎乗できていたことを誇りに思います。
コントレイルの子で、自分の管理馬で、このような像を建てられる産駒を送り出せれば」と力強く誓った。
今回、制作に携わったのは彫刻家の吉田隆氏。前田代表とともに、石川県の
アトリエまで出向いて助言を送ったという矢作師も「感激して言葉が出ません。すごくリアルです」と喜びをかみしめた。
23年、既に産駒が誕生。前田代表は「ダービー馬はダービー馬からと言います。第2、第3の
コントレイルを次の世代へつなげたいです」と楽しみにする。矢作師が「似ていますね。皮膚が薄く、間違いなく走ると思う」と言えば、福永師も「
バランスが良くて、顔が小さく、品がある馬が多い。成功してほしい」と期待大。デビューは再来年を予定。淀に建った偉大な父の像は、産駒の活躍を静かに見守り続けていく。