現地時間4日、89年の米2歳チャンピオンに輝いたリズム(牡20)が、米・カリフォルニア州のダイヤモンドFランチで放牧中の事故により骨折し、安楽死処分が取られたことがわかった。
同馬は父Mr.Prospector、母がベルデイムS(米G1)勝ち馬のDance Number(その父Northern Dancer)という血統の米国産馬。近親にPrivate Account、Woodman、アサティスなど多くの名種牡馬がいる名牝系の出身。現役時代は89年BCジュヴェナイル(米G1)、90年トラヴァーズS(米G1)を制し、89年米2歳牡馬チャンピオンに選ばれている。通算成績20戦6勝(重賞3勝)。
引退後、92年から日本で種牡馬入りし、レガシーロック(東京ハイジャンプ-JGII、小倉サマージャンプ-JGIII)、サクラナミキオー(オールカマー-GII・2着)、テナシャスバイオ(鳴尾記念-GII・2着)などを輩出。その後ニュージーランドや米国で種牡馬生活を送り、01年メルボルンC(豪G1)を勝ったイーシリアル Etherealなどを出し、南半球で成功を収めた。