格上挑戦でオープン発勝利を挙げたアーティット(カメラ・高橋 由二)
4月8日の阪神10R・大阪―ハンブルクC(4歳以上オープン、芝2600メートル)は格上挑戦の
アーティット(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎、父ディープインパクト)が4角先頭から押し切り、オープン初勝利を飾った。勝ち時計は2分38秒1(稍重)。
好スタートを決めて道中は2番手を追走。3コーナー過ぎから徐々にギアを上げ、先頭で直線に向くとラストまで力強い脚取りで後続を封じた。「いい形で競馬ができました。切れる脚がないので、早め先頭の形でこの馬の持ち味を引き出せた」と初コンビの岩田望来騎手。仏牝馬2冠の
ラクレソニエールを半姉に持ち、20年のセレクトセール1歳で2億2000万円で落札された良血馬。今後について友道調教師は「今日も格上挑戦だし、じっくり考えたい」と話すにとどめた。