兵庫県競馬の新人騎手・山本屋太三(やまもとや・たいぞう)の紹介式が12日、園田競馬最終日の6R終了後に、場内の西ウイナーズ
サークルで行われた。13日にデビューを迎える新顔は「目標は兵庫でリーディングジョッキーの吉村智洋騎手。いつかは肩を並べて、追い越せるように」と抱負を述べた。
山本屋は神奈川県出身で、2005年生まれの17歳。「小学校3年で乗馬を体験し、地元の川崎競馬場でジョッキーを見て格好いいと思った」と動機を明かす。西脇の坂本和也厩舎に所属し、勝負服は師匠から譲り受けた胴白、紫縦縞、袖紫に白一本輪を新たに付け加えた。
デビュー戦は13日の園田3Rで
タマモプリズムとコンビを組む。この日は他に3鞍、14日には6鞍を騎乗予定。「負けず嫌いの性格です。減量を生かして、誰よりも強い気持ちでレースに臨みたい」。身長159センチ、体重48キロの体を躍動させて、ファンと関係者の期待に応えるつもりだ。