障害重賞初挑戦で大差Vを成し遂げたイロゴトシ(カメラ・荒牧 徹)
◆第25回中山グランドジャンプ・JG1(4月15日、中山・障害芝4250メートル)
障害重賞15勝を挙げた
オジュウチョウサンの引退後初めてとなるJG1は、単勝6番人気の
イロゴトシ(牡7歳、栗東・牧田和弥厩舎、父
ヴァンセンヌ)が2着に3秒1の大差をつけ、障害重賞初挑戦でいきなり
ビッグタイトルをつかんだ。勝ち時計は4分54秒1(重)で、手綱を執った黒岩悠騎手も平地、障害を通じて初のG1制覇。昨年の中山大障害覇者で単勝1・8倍の圧倒的人気を集めた
ニシノデイジー(石神深一騎手)はスタートで出遅れ、9着に大敗した。
2着は2番人気の
ミッキーメテオ(五十嵐雄祐騎手)。そこから1馬身半差の3着には5番人気の
ダイシンクローバー(森一馬騎手)が続いた。
黒岩悠騎手(
イロゴトシ)「たぶんあとから感じると思いますが、まだ実感が沸かないです。キャリアは浅いですが、未勝利を勝った時もそうですし、2走目の慣れた競馬場で前進してくれるのは分かっていたので、強気に乗りました。ひと言で言うとセンス抜群ですね。まず馬の無事を確認してからだとは思いますが、このキャリアでこのメンバー相手にこのパフォーマンスを見せてくれたので、これからもっと伸びしろがいろんな部分であると思うので楽しみです」