◆オールエイジドS・豪G1(4月15日、ランドウィック競馬場・芝1400メートル=11頭立て、プライベートアイは出走取消)
日本の
ホウオウアマゾン(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎、父キングカメハメハ)は、坂井瑠星騎手=栗東・矢作厩舎=とのコンビで海外初挑戦Vを狙ったが、7着に敗れた。ダッシュがいまひとつで、3コーナーでは後ろから4頭目の位置取り。直線は外からじりじりと追い上げたが、勝った地元の3歳馬、ギガキック(クレイグ・ウィ
リアムズ騎手)から約7馬身差の7着に終わった。
日本調教馬のオールエイジドS参戦は、2014年に勝った
ハナズゴール以来。日本馬2頭目の快挙とはならなかった。
坂井瑠星騎手(
ホウオウアマゾン=7着)「
ホウオウアマゾン自身のコンディションはすごく良かったと思います。ただ、発表以上に脚を取られるような馬場状態で、手応えも良くなく、いつもの走りができなかったです。それでも、終始手応えが良くなかったわりには止まらずに伸びていたので、力負けではないと感じています。馬場の違いも把握した上で遠征に来ているので、それを言い訳にはできませんが、想像以上に厳しいレースだったと思います」
矢作芳人調教師「今日の馬場状態は
ホウオウアマゾンにとってちょうど良いぐらいかと思っていましたが、坂井騎手から『こんなにのめった
ホウオウアマゾンは見たことがない』と聞くぐらいのめっていて、思った以上に
オーストラリアの道悪に苦戦したと思います。ただ、スタートも道中の手応えもあまり良くないわりには、最後は良く伸びてきてくれました。日本の道悪は得意なので、こういう
オーストラリアの馬場が合うと思って遠征しましたが、自分の見立てが少し甘かったかと思います。また頑張ります」