現地時間8日、米・ベルモントパーク競馬場で行われたマンノウォーS(3歳上、米G1・芝11f)は、O.ペリエ騎手騎乗の3番人気ドクターディーノ Doctor Dino(牡5、仏・R.ギブソン厩舎)が3、4番手追走から、先に抜け出したサンリバー Sunriverとの叩き合いをアタマ差制し優勝した。勝ちタイムは2分12秒26(良)。さらに3.1/4馬身差の3着にグランドクチューリア Grand Couturierが入り、1番人気イエローストーン Yellowstoneは7頭立ての6着に敗れた。
勝ったドクターディーノは父Muhtathir、母Logica(その父Priolo)という血統の仏国産馬。03年8月のドーヴィルイヤリングセールにて3万8000ユーロで落札されていた。
04年7月にデビュー勝ち。3歳時まではギシュ賞(仏G3)2着、仏ダービー(仏G1)7着などがあったものの目立たない存在だったが、昨年に入り3連勝でアンドレバボワン賞(仏G3・芝2000m)を制し重賞初制覇を果たすと、ガネー賞(仏G1)でディラントーマス Dylan Thomasの3着、シンガポール航空国際C(星G1)でシャドウゲイトの3着、前走のアーリントンミリオン(米G1)でもジャンバラヤ Jambalayaの3着と、各国のG1で善戦を繰り返していた。通算成績21戦6勝(重賞2勝)。