前走のデビュー戦を鮮やかに差し切ったドゥムーラン(ユーザー提供:だんさん)
史上初のキャリア1戦馬Vを目指し、イトカワサクラ(牝3、栗東・牧田和弥厩舎)、ドゥムーラン(牝3、美浦・尾関知人厩舎)、ブライトジュエリー(牝3、栗東・橋口慎介厩舎)の3頭がフローラステークス(3歳牝・GII・芝2000m)に挑む。
今年で58回目を迎えるフローラSだが、これまでキャリア1戦馬の勝利はなし。90年以降に限れば、該当15頭で馬券圏内どころか掲示板もない。最高着順は02年グランバザールと14年イサベルの7着。19年にセラピアが1番人気に支持されたものの、番手から失速して14着に終わっている。
今年の3頭は、いずれもメンバー中最速の上がり3Fをマークしてデビュー勝ちを収めた。それだけに決め手が生きる東京への舞台替わりは好感。エポックメイキングな重賞初制覇があっても決して驚けない。