NHKマイルCで要注目のモリアーナ(今年4月撮影、ユーザー提供:SaTo.さん)
近年のNHKマイルカップ(3歳牡牝・GI・芝1600m)はダイワメジャー産駒を抜きに語れない。12年の産駒初出走以降、昨年までに18頭が走り、12年に
カレンブラックヒル、16年に
メジャーエンブレム、19年に
アドマイヤマーズが勝つなど[3-2-2-11]の勝率約17%、複勝率約39%。出走があった年に限れば目下3回連続で馬券に絡んでいる。
残念ながら今年は産駒の出走がないが、諦めるのは早い。注目は母の父がダイワメジャーの
モリアーナ(牝3、栗東・武藤善則厩舎)だ。これまでに東京芝1600mで2戦して、昨年6月の新馬戦が1着、前々走のクイーンCがタイム差なしの3着だから、舞台適性は証明済み。
前走のニュージーランドTにしても、外枠からロスのある立ち回りとなりながら0秒3差の4着だから、決して悲観する内容ではなかった。舞台替わりを味方につけて、祖父ダイワメジャーに母の父としてのJRA・GI初勝利を届けたい。
【母父ダイワメジャーの主な活躍馬】カッコ内は重賞勝ち鞍
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ショウナンナデシコ(22年エンプレス杯、マリーンC、かしわ記念、スパー
キングレディーC)
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グランブリッジ(22年関東オークス、ブリーダーズゴールドC、23年TCK女王盃、エンプレス杯)
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ナミュール(22年チューリップ賞)
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ラヴェル(22年アルテミスS)