前々走の若駒Sがインパクト大の差し切りだったマイネルラウレア(ユーザー提供:ワラビさん)
今も昔も、京都芝2200mではステイゴールド系が強い。18年以降の46鞍を振り返ると、延べ68頭で[12-8-4-44]の勝率18%、複勝率35%。回収率は単勝が246%、複勝でも117%ある。リニューアルオープン後も早速、先々週の比良山特別でサジェス(父オルフェーヴル)が勝利。相変わらずの相性の良さを見せつけている。
京都新聞杯(3歳・GII・芝2200m)には2頭のステイゴールド系が参戦予定だ。エース格はゴールドシップ産駒のマイネルラウレア(牡3、栗東・宮徹厩舎)。新馬、若駒Sと2戦連続で圧巻の差し切りを決め、クラシック候補の呼び声が上がった大器。歩様が乱れたためにトライアルを使えず、ぶっつけでの参戦となった皐月賞は14着に大敗したが、結果的に完調手前だったよう。ならば、見限るのは早計。一度使われた上積みが見込める今回は、本領発揮が期待できる。
もう1頭のマコトヴェリーキー(牡3、栗東・上村洋行厩舎)にも注意は必要だ。前走の未勝利を勝ち上がったばかりとあって印は薄そうだが、父は意外性たっぷりのオルフェーヴル。母マコトブリジャールも福島牝馬Sを15番人気、クイーンSを9番人気で制した生粋の高配メーカーだから、押さえておいて損はないだろう。
手堅くマイネルラウレアでいくか、それともマコトヴェリーキーで一発を狙うか。本命党も穴党も、ステイゴールド系の2頭に注目してほしい。