ダービー出走権を獲得したパクスオトマニカ(カメラ・池内 雅彦)
ダービー
トライアル(1着馬に優先出走権)の東京11RプリンシパルS・リステッド(3歳オープン、芝2000メートル、7頭立て)は、2番人気の
パクスオトマニカ(牡3歳、美浦・久保田貴士厩舎、父
ヴィクトワールピサ)が、逃げ切ってダービーへの出走権を手にした。勝ち時計は2分1秒2(良)。
3番枠から好発を決めてハナを奪うと、前半1000メートルを1分2秒4のマイペースに持ち込んだ。余裕の手ごたえで4角を回り、直線でもうひと伸びして1番人気の
アヴニールドブリエの追撃を1馬身退けた。
田辺裕信騎手は「ダービーへの優先走権が1着だけだったのでホッとしました。前回、控えてもいい競馬をしてくれましたが、つまづいたことで後手になったこともあって、本来はスタートが上手な馬なので、今日は出た感じで流れに乗せていこうと思っていました。ペースを緩くできたのもあって、脚がたまった状態で直線を迎えられたのは良かったです。(ダービーの芝2400メートルは)まだ走ったことのない距離なので何ともいえないですが、先手を取れるのは強み、武器だと思うのでそれを生かして頑張りたいです」と気持ちを高めていた。