◆ダブルハートボンド、アウトレンジ(27日・堀尾)

　来週のチャンピオンズC(12月7日・中京、ダート1800m)に有力馬2頭出しの大久保厩舎。「ダブルハートボンド(牝4歳)は門別とみやこSの後のダメージが以前に比べて少なくなった。調教は整える感じで十分でしょう。アウトレンジ(牡5歳)はみやこSを使ってから気持ちが入って、体にも締まりが出てきた」と師。いい形で本番を迎えられそうなムード。

◆カピリナ(27日・石渡)

　スプリンターズS16着後、休養していたカピリナ(牝4歳、美浦・田島)が美浦へ入厩。本日、坂路で4F54秒3-39秒4-12秒3をマーク。これが帰厩後2本目の時計となるが、重苦しさは一切なく、しっかりとした脚勢は好印象。今後の動向に注目したい。

◆ヴェルミセル(27日・安里)

　重賞初制覇に向けてステイヤーズS(12月6日・中山、芝3600m)に挑むヴェルミセル(牝5歳、栗東・吉村)。「エリザベス女王杯(8着)は強い相手に頑張ってくれた。使ったあとは在厩でここへ。3600mは未知だが、掛かるところはないタイプ。楽しみにしている」と師。2500m以上で全4勝を挙げているスタミナ型。時計の掛かる冬場の芝も合っており、好レースを期待したい。

◆アウトレンジ(27日・竹原)

　チャンピオンズC(12月7日・中京、ダート1800m)に出走予定のアウトレンジ(牡5歳、栗東・大久保)が、松山を背に栗東CWで1週前追い切り。時計は6F79秒5-37秒3-12秒0(一杯)。ハピ(6歳オープン)を0秒3追走すると、直線の追い比べでグイッと0秒2先着した。休み明けをひと叩きして、気配は前走時より上向いている。前進を期待したい。

◆ラムジェット(27日・河西)

　チャンピオンズC(12月7日・中京、ダート1800m)に向け、ラムジェット(牡4歳、栗東・佐々木)が栗東Eコースで1週前追い切りを行った。タイムは7F97秒5-11秒0(仕掛け)。素軽さ十分の走りを見せ、ラストの切れ味も十分。相変わらず調教ではキレキレの動きを見せており、体調は上向いている。

◆ウィリアムバローズ(27日・城谷)

　札幌のエルムS(4着)以来となるウィリアムバローズ(牡7歳、栗東・上村)が、次週のチャンピオンズC(12月7日・中京、ダート1800m)へ向けて調整中。1週前は栗東CWで単走追いを消化。朝一番に馬場へ飛び出し、テンから13秒台のハイラップを刻んだ。最後にバテるどころか、もう一段階ギアを上げ、6F80秒1-37秒5-11秒5(一杯)の好タイムをマーク。久々でもスピードに乗った走りでやる気は十分に感じられ、体の張りも上々。目標に向けてしっかりと仕上がった印象だ。

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