【川崎マイラーズ予想】実力拮抗の10頭が揃った一戦 昨年優勝のファルコンビークはどんな走りを見せるか

2023年05月16日 17:00

ファルコンビークが連覇を狙う(撮影:高橋正和)

 第15回川崎マイラーズ・SIIが5月17日、川崎競馬場の1600mで行われる。優勝馬にはプラチナC・SIII(7月19日、浦和)への優先出走権が与えられる。今年出走する10頭は実力拮抗。それだけに、万馬券ゲットのチャンスの可能性も高い。実際、2017年は1着リアライズリンクス(5番人気)、2着トロヴァオ(8番人気)、3着ポイントプラス(13番人気)で3連単が1,076,210円となっている。また、昨年も4番人気、6番人気、7番人気の組み合わせで、3連単は64,050円だった。

 その昨年の優勝馬、ファルコンビークが今年も参戦する。復帰後は(7)(8)(7)着と案外ではあるが、地力の高さは証明済みで、内田勝義調教師は「暖かくなって、状態は良くなっている」と話す。迎え撃つ立場で、どんな走りをするか注目だ。

 同じ川崎所属のゴールドホイヤーは前走の京成盃グランドマイラーズを制覇。向正面で6番手からまくって直線には2番手で進入。直線で脚を伸ばし、2馬身半差で快勝した。久々の重賞制覇もだが、ここでスマイルウィ、ティーズダンクといった強敵を競り落としたのは価値が高い。手綱をとった山崎誠士騎手は「最後まで気を抜かず走ってくれた。直線半ばで、もう大丈夫だと思った」とその強さを評価。復調なった印象だ。管理する岩田洋調教師は「まだ地元の重賞を勝っていないからね」と、勝利への意欲を見せている。

 ここへのトライアルを制しての参戦はアイウォール。古馬となっての今年は【2-1-1-0】とオール馬券圏内で、前走は逃げて3馬身差Vと着実に力を付けている。浦和所属だが、川崎は【3-1-1-2】と好相性。距離実績もあり、軽視できない1頭だ。

 アランバローズは前走の勝島王冠こそ11着と大敗したが、20年の全日本2歳優駿・JpnI、21年の東京ダービーの覇者。一時は不振に悩んだが、昨年9月の千葉ダートマイルを逃げ切り勝ちし、復活の狼煙を上げた。潜在能力の高さは折り紙付きで、自分のリズムで走れば怖い相手だ。

 また、オーヴェルニュも注目の1頭。転入初戦の前走は、プリムローズ賞に参戦。8kg増の480kgと重めだったが、6着に粘り込んだ。JRAオープン馬で、平安Sを制した実績は軽視できない。浦和に入厩した当初は「おっとりしている」と平山真希調教師は話していたが、使ってピリッとしてくれば一発があっておかしくない。見直しが必要だ。

(文:スポーツ報知記者・志賀浩子)

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