24日、船橋競馬場で行われた日本テレビ盃(3歳上、南関東G3・ダート1800m)は、内田博幸騎手騎乗の2番人気ナイキアディライト(牡7、船橋・川島正行厩舎)が、好スタートの2番手追走から3角で先頭に立つと、直線に向いて後続を突き放し、2着の3番人気サウンドサンデーに7馬身差をつける圧勝劇で重賞11勝目を飾った。勝ちタイムは1分53秒0(良)。さらにクビ差の3着には4番人気コアレスデジタルが入り、1番人気シーチャリオットは好位から直線で伸びず4着に敗れた。
勝ったナイキアディライトは、父ディアブロ、母ナイキアラモード(その父スリルショー)という血統。3歳時から羽田盃(南関東G1)、東京ダービー(南関東G1)を制すなどクラシック戦線で活躍し、04年かしわ記念(交流GII)で交流重賞初制覇。続く帝王賞(交流GI)では勝ったアドマイヤドンとハナ差の2着に入り、04年日本テレビ盃(交流GII)でアジュディミツオー以下を抑えて交流重賞2勝目を挙げた。その後も05年マイルグランプリ(南関東G2)、06年報知グランプリC(南関東G3)、06年埼玉新聞杯(南関東G3)などに勝利し、今回の勝利で前走の京成盃グランドマイラーズ(南関東G3)に続く重賞連勝となった。通算成績35戦13勝(うちJRA3戦0勝)。
なお、このレースは交流GIIとして行われる予定だったが、馬インフルエンザの発生の影響により南関東所属馬限定の競走となり、1着賞金も4000万円から1200万円に減額されている。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。