デビュー22年目の五十嵐雄祐騎手(39)=美浦・田村=が、4日の東京1RでJRA通算200勝(うち障害158勝)を達成。区切りの勝利にも「通過点?そうですね。これからもいつも通り、しっかりと乗れれば」とクールだが、24日の東京8R東京ジャンプSに騎乗する
トライフォーリアルには「経験を積むごとに
ステップアップしている。もっと上を目指せる馬」と熱い期待を寄せている。
前走の京都ハイジャンプ2着は、4角で落馬のあおりを受けて外へ逃避。「もったいないけど、それも競馬」と割り切るが、勝ち馬とはわずか首差。恐らく、スムーズなら逆転まであっただろう。
2度目の障害重賞挑戦。意気込みを聞くと「東京コースは断然内枠が有利。内めをロスなく運びたい」と馬券的中の大ヒントをもらったが、相手関係を冷静に見極めた上で「
ホッコーメヴィウスと
ロードアクア、
エイシンクリックは強い。上昇度でどこまで迫れるか」と
ジャッジ。ソツのない騎乗で期待馬をVへと導き、一気に勢力図を塗り替えるか。(デイリースポーツ・松浦孝司)