凱旋門賞、ディラントーマスがG1・6勝目

2007年10月08日 09:40

 現地時間7日、仏・ロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞(3歳上牡牝、仏G1・芝2400m)は、K.ファロン騎手騎乗の2番人気ディラントーマス Dylan Thomas(牡4、愛・A.オブライエン厩舎)が中団追走から直線半ばで抜け出し、ユームザイン Youmzainの急襲をアタマ差抑え優勝した。勝ちタイムは2分28秒50(稍重)。さらに1.1/2馬身差の3着にサガラ Sagaraが入り、ソルジャーオブフォーチュン Soldier of Fortuneは5着。ザンベジサン Zambezi Sunは8着、1番人気オーソライズド Authorizedは10着に敗れた。

 勝ったディラントーマスは、父デインヒル、母Lagrion(その父Diesis)という血統の愛国産馬。半姉に01年チェヴァリーパークS(英G1)を制したクイーンズロジック Queen's Logic(父Grand Lodge)がいる。

 昨年は英ダービー(英G1)3着後、愛ダービー(愛G1)でG1初制覇を飾り、愛チャンピオンS(愛G1)も制覇。今年に入ってもガネー賞(仏G1)、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(英G1)、2連覇を達成した前走の愛チャンピオンSと、各国でG1勝ちを収めていた。これでファロン騎手とのコンビでは6戦6勝(うちG1・4勝)。通算成績18戦10勝(重賞7勝)。

 鞍上のK.ファロン騎手は05年ハリケーンラン Hurricane Runに続くこのレース2勝目。管理するA.オブライエン調教師は初勝利。愛国調教馬の優勝は00年のシンダー Sinndar以来。古馬(4歳以上)の勝利は02年マリエンバード(牡5)以来5年ぶり。同一年のキングジョージと凱旋門賞を制したのは95年ラムタラ以来12年ぶりの快挙となった。

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