優駿スプリントを優勝したフジコチャン(手前中央、撮影・志賀浩子)
◆第13回優駿スプリント・S2(6月27日、大井競馬場・ダート1200メートル、良)
3歳馬によるス
プリント重賞は、16頭で争われ、森泰斗騎手騎乗の単勝3番人気、
フジコチャン(牝、荒山勝徳厩舎、父
エスポワールシチー)が道中3番手から抜け出して重賞初勝利。1馬身差の2着には10番人気の
ポーチュラカ(藤本現暉騎乗)が入り、3着は5番人気の
メンコイボクチャン(沢田龍哉騎乗)だった。1番人気の
シロイトイキは8着に終わった。勝ち時計は1分11秒7。
なお、優勝した
フジコチャンには、習志野きらっとスプリント・S1(7月25日、船橋)、
フジコチャンと2着
ポーチュラカにはアフター5スター賞・S3(9月7日、大井)への優先出走権が与えられた。
森泰斗騎手「いつもいい状態で(競馬場に)連れてきてもらっているんですが、とにかくイレ込んでしまうので、浦和の桜花賞(8着)はそれで終わってしまった感じ。きょうは対策ができていました。道中のペースは速いと感じてはいましたが、きのうから前残りばかりだったので、前目に行きました。理想的な位置どりでしたね。速い流れをついていってるので、さすがに最後はしっかり反応したという感じではなかったですが、頑張って走ってくれました。落ち着いてレースに臨めるようになってほしいというのが、大きな課題。でも、きょうはクリアしてくれました。自分自身、この馬に乗りたくて、今週のダブル開催は浦和ではなくて、大井に来ていたのでよかった。存在感を見せられたと思います」
フジコチャン 父
エスポワールシチー、母ムービングアウト(父ラング
フール)。小林・荒山勝徳厩舎所属の牝3歳。北海道日高町・
ヤスナカ
ファームの生産。通算8戦4勝。総収得賞金は3691万円。重賞初勝利。馬主は兼松康太氏。